店主のぼやき

店主はバーが好きだ。


バーテンダーという仕事も好きだけれど、それよりもバー自体が好きだ。


背筋を伸ばして、この空間に見合う男になろうと思わせてくれる素敵な場所。


オーセンティックバーが少なかった川越で


本当に苦労しながら、親しみやすいオーセンティックバーとして12年間やってきた。


開業当初よりもお客様が増え、認知度が上がったことから新しいお客様にも来ていただける。


ただ


近年は本当に難しいなと思う。


昨日も3時間近くの滞在で男性は2杯、女性は1杯


7席のみのカウンターバーでそのような飲み方をされてしまうと本当に苦しい(それにより入店を断る人がいなかったとしても)


それを、言葉を選びながら諭しても露骨に脚色しネットで酷評してくる。


こちらが大切にしている空間やバーのマナー


それを大切に思ってくださるお客様の想い


それらを簡単に切り捨ててくる。


自分の行いは棚に上げて。


評価される立場、店を営む側はサンドバッグ状態。


大多数のお客様は本当に素敵なお客様です。


初めての方も、熟練の方も


いつも元気を貰っています。


出会えてよかったと心から思います。


ただ、一部の心無い人のせいで


半紙に落とした一滴の墨汁のように


心に不快な思いを残す。


うまく伝えられませんが…


本気で会員制にしようか悩んでおります。


店主はただ親しみやすいオーセンティックバーを営みたいだけ。


けれども今の時代はそれが難しい。


ぼやきです

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